これまで、石油などから作ることが当たり前だったプラスチックの世界、それが大きく変わろうとしています。化学会社を中心に、植物からプラスチックを作る動きが活発になるとともに、プラスチック製品を大量に使うスーパー、自動車、家電メーカーなどの間でも、植物由来のプラスチックを取り入れようとしています。
これは、有限な石油資源を節約すると同時に、地球温暖化の原因物質の一つといわれる二酸化炭素(CO2)の増加を防ぐことが目的です。植物は、太陽エネルギーを用いて水と空気中のCO2により成長するので、植物由来の材料は化石資源を原料とする材料に比べて、CO2排出量や化石資源使用量が少ないことになります。つまり、廃棄された後に燃焼や分解によって排出されるCO2の量は、原料となる植物が育つ時に吸収するCO2の量とほぼ同じで、その分、石油由来のプラスチックと比較してCO2を増やさない、カーボンニュートラルな材料といえます。
[出典(Nature Works LLC社より) E.T.H.Vink et al.,Cargill Dow(2003) Polymer Degradation and Stability]